2007年10月31日

サカバとハカバをさまよう人生

 ブログのプロフィールで自己紹介するのに、適当な「ユーモラスな失敗談」を書くと自分の人柄を理解してもらうのにいいそうなので、そのような失敗談がないかと考えてみました。

 しかしながら、ユーモラスではなくシリアスな失敗談は数多くあるのですが、それではプロフィールで簡潔に私の人柄を表現するには適切ではないように思います。

 それで考えてみたのですが、永照幼稚園に通っていた頃のこと、私はたいへんワルガキでしたので、ワルサをした罰で、しょっちゅう幼稚園のとなりの墓場にひとり閉じ込められていました。

 それでも別にしょんぼりするでもなく、ひとりで墓場の墓石の上に登って、墓石から墓石へと飛んだりしながら遊んでいました。

 クリスマスのときだったとおもいますが、幼稚園でクリスマスカードをみんなもらって帰りました。仏教の幼稚園なのに、なんでクリスマスカードか、今でも不思議ですが・・・。そのクリスマスカードをもらって帰る道で、ほかの子がもらったカードをひとりひとりから私が取り上げていたところ、ある女の子の家がすぐ近くであったため、その子が自分の家に駆け込んで逃げてしまいました。

 その子が家に駆け込んでいったと思ったら、すぐさまその子の母親が飛び出してきて、こんどは私が追いかけられ、私はそこからずっと自分の家まで走って逃げました。そのオバサンは、ずっと幼稚園児である私を追いかけてうちの家までやってきて、私の母親にあんたの息子はとんでもないワルガキだとさんざん苦情を言っていたのを私は二階からこわごわ見ていたのを今でも覚えています。

 そんなことをしょっちゅうやっていたので、幼稚園では墓場によく閉じ込められて、ハカバをさまよう人生であったわけです。

 ところでその幼稚園は、当時は、流川の飲み屋街に近い堀川町にありました。

 だからというわけでもありませんが、成人してからは、その流川や薬研堀の酒場をさまよう人生をだいぶ過ごしました。

 最近では、そのサカバとハカバをさまよう人生からは卒業して久しくなっております。
 
 といったようなことを、プロフィールに書いておきました。

 では、また。  

Posted by 富田昭生 at 18:06Comments(0)

2007年10月29日

大阪のサントリーミュージアム

 



 
 大阪の「サントリーミュージアム天保山」のロートレック展へ行ってきました。

 ついでにとなりの海遊館で魚や水棲の生物をいろいろ見てきました。

 あいにくの雨でしたが両館とも修学旅行生たちでけっこう混雑していました。

 ロートレックは、南フランスの貴族の長男として生まれましたが、子供の頃の足の骨折で足の成長が阻害され、少年の頃から絵を描いて過ごすことが多くなり、はじめは特に馬が好きでよく乗馬の絵を描いていたようです。

 その後、パリに出て絵の勉強をはじめ、だんだんとパリのダンスホールや劇場、娼館など19世紀末パリの歓楽の世界に入りびたり、そこに暮らす人々の姿を卓越したデッサン力で描き出し、劇場やダンスホールなどのポスターなども制作しています。

 このたび、そのポスターの現物を見てきましたが、思っていたよりかなり大きなもので、タタミ二枚分くらいあったのには少し驚きました。そのほか、かなりの数の作品が展示されており、ひろしま美術館からも出品されていました。

 ロートレックは、モデルを美しく描くということをしなかったので、多くの人がモデルになったあとは、みんな逃げ出したそうです。
 






 大阪の天保山は、この美術館と、海遊館、そのほか大観覧車やマーケットプレイスと呼ばれるみやげ物売場などがあり、やや雑然とした雰囲気のところで、通天閣あたりの感じと似た、大阪らしいといえば大阪らしいところでした。

 では、また。
   

Posted by 富田昭生 at 16:36Comments(0)

2007年10月29日

ビジネスブログセミナー開催

 10月25日(木)にビジネスブログセミナーを中区袋町の広島市市民交流プラザで開催しました。

 今回は、ビジネスブログセミナーと題して、主としてブログをビジネスに活用して、求人や宣伝・PR、売上増進に成功した事例などを紹介しました。

 なかでも面白かったのは、大阪のケーキ屋、「パティスリー パ・ド・ドゥ」さんのケースです。
 
 2006年10月ということですから、ちょうど1年前、大阪のブログポータルサイト「オオサカジン」にてブログ開設し、当時売上はジリ貧状態であったにもかかわらず、ブログ開設して2ヶ月目の12月には、売上が開店以来6年の最高を記録したそうです。

 成功の要因は、
  ・まず10月にブログ開始すると同時にブログ村に積極的に参加し、
   他のブロガーのアドバイスを参考に自分のブログを改良し続けたこと。
  ・単なる自店の商品の紹介にとどまらず、ケーキを作る過程を写真で紹介したこと。
   その結果、ケーキを作るのが好きな人がたくさん見に来るようになった。
  ・ブログ村に売れ残ったケーキを差し入れとして持参し、ブロガーに食べてもらって、
   その感想をいろいろなブログに書いてもらったことでクチコミがひろまった。
  ・注文を受けて作ったバースデイケーキはすべて写真に取り、ブログで紹介すると同時に
   その写真をハガキにしてお祝いのお礼状として注文してくれた人に出したこと。
  
  などのようです。その他にもいろいろな成功事例があり、ブログによる地域密着のクチコミの結果、お客様とのよい関係ができることによって売上にもそれが貢献した興味深いケースが紹介されました。

 といったようなことで、今後もこのようなセミナーとブロガーさん同志の楽しい交流会としてのブログ村をどんどん開催していきたいと思っています。みなさまぜひとも参加してください。

 そのほか、ブログ王国の主催で、リサイクルフリマ「パレットマーケット」も27日の土曜と、28日の日曜に当社ビルの地下ギャラリー「レイノホール」で開催しました。毎月やっていますので、ぜひ来月もご来場ください。

 では、また。  

Posted by 富田昭生 at 15:29Comments(1)

2007年10月24日

就職ナビの効果

 ブログ王国では、広島の地域企業採用情報を「ブログ王国就職ナビ」で提供しています。

 今のところは、当社の採用情報だけを掲載していますが、明日の25日(木)14時から、中区袋町の広島市市民交流プラザで行なわれる広島地域企業ブログセミナーの実習では、企業採用情報を就職ナビにアップすることなどもしていただく予定ですので、それ以降はかなりの企業数が掲載されることになると思われます。

 ところでこのブログ王国就職ナビ情報掲載料金についてですが、この25日から来年の9月末までの約1年間、今なら先着30社については、登録料や更新料をはじめ、月額の有料コンテンツ料金についても、無料となります。

 今ならまだOKですので、ぜひ明日のセミナーの参加を申し込んでいただき、その場で採用情報のコンテンツなどを作成して、ブログ王国と就職ナビとを活用していただきたいと思います。

 当社の採用情報を見て、今月は4名の応募者があり、そのうち1名は専門職の中途採用の応募で、他の1名は新卒の既卒、残りの2名は来年3月卒業予定の新卒応募者です。

 採用試験は、今月30日(火)13時30分からの予定となっています。また、採用試験の内容は以下のとおりとなっています。

ガレリア・レイノ(株) 企画開発職 採用試験

2007年10月30日 午後1時30分より

1.入社してからやりたいこと(あなたの抱負と入社後の構想)について、いつ頃までに、何を、誰に、どこで、どのようにしてやりたいのか、それはなぜなのかをA4用紙二枚程度に書いて、試験当日持参して下さい。

2.私の性格という題で、上記同様A4用紙二枚程度に書いて、試験当日持参して下さい。

3.ブログ王国へのアクセスを増やし、PV(ペイジヴュー)を月間100万PV、ブログ数を1000ブログ以上にして、広告の月間売上を200万円以上にするための方策について、あなたの意見を書いて下さい。
 (これについては、当日、面接の待機時間に筆記して下さい。)

4.額縁と画材の通販王国の売上を月間1000万円以上にするための方策を述べて下さい。
 (これについても、当日、面接の待機時間に筆記して下さい。)

5.どこのどのようなものでもよいですが、美術展覧会を取材しブログ王国芸術館にその記事を書いて試験の前日までにブログ上に投稿して下さい。
 
 以上の試験問題のほか、面接と、新卒の方には常識テストを受けていただきます。

 われと思わん方は、まだ間に合いますのでぜひご応募下さい。

 では、また。
  

Posted by 富田昭生 at 15:48Comments(0)

2007年10月23日

このブログ誰が書いてるの?

 ブログについてのある本によれば、「このブログを書いているのはいったい誰だ?正体見せろ」ということで、ブログを書く人の自己紹介が重要であるとのことです。

 プロフィールはできるだけ詳細に書き、顔写真も載せて、正直に正体を見せるべきだというのです。

 特に、ビジネスのカテゴリーでブログを書く場合、匿名では内容がよほど過激で面白いものでなければなかなか読んではもらえないでしょう。

 情報を正しく発信し、その内容を信頼してもらうには、やはりその情報の発信者が誰で、どのような人物なのかをできるだけ詳細に明らかにする必要があると思います。

 ・・・・ということで、本日プロフィールと写真を出しておきました。よろしくお願いします。

 では、また。  

Posted by 富田昭生 at 12:36Comments(2)

2007年10月18日

理想の会社

 勤務時間中であっても、いつでも社員はサーフィンに行っていいという会社があります。

 アウトドア衣料メーカー、パタゴニア社の創業者兼オーナーのイヴォン・シュイナードの「社員をサーフィンに行かせよう」(東洋経済新報社)という本で著者はそのことについてくわしく述べています。

 彼が「社員をサーフィンに行かせよう」と言い出したのには、実はいくつかの狙いがあったようです。

 第一は「責任感」で、社員一人一人が、たとえサーフィンに行ったことにより仕事が遅れたとしても、それを取り戻すことを自分の判断で責任を持って成し遂げることができるような組織を彼は望んでいるからということです。

 第二は「効率性」で、午後にいい波が来るとわかれば、その前の数時間の仕事はとても効率的になるというわけです。

 第三に「フレキシビリティー」ということで、いつでもサーフィンに出かけられるよう、生活や仕事のスタイルを常日頃からフレキシブルにしておかなければならないということ。

 第四に「協調性」。自分がサーフィンに行っている間の仕事をほかの人に頼んだら、いつでも「ああ、いいよ。楽しんでおいで」と誰もが言える雰囲気があるということ。そのためには、誰がどういう仕事をやっているか、周囲の人が常に理解していなければならない。お互いが助け合える、お互いが信頼しあっていることにより機能するしくみがあるということ。

 第五の狙いは「真剣なアスリート」を会社に多く雇い入れたい、そして彼らを雇いつづけたいということです。彼の会社は、アウトドア製品を開発・製造し、販売しているから、アウトドアスポーツについては、誰よりも深い経験と知識をもったプロフェッショナルを雇う必要があるからです。

 最後に彼は、「社員をサーフィンに行かせよう」という精神は、彼の会社の、「フレックスタイム」と「ジョブシェアリング」の考え方を具現化したものにほかならない、と述べています。

 そして、「この精神は、会社が従業員を信頼していないと成立しない」といっています。

 実は当社も、今月の1日からフレックスタイム制を始めたばかりです。少しずつではありますが、当社もパタゴニア社のような理想の会社に近づきたいと、私は考えています。
 
 この他にも、彼の会社の最も重要な使命について、彼はこう述べています。

 それは「私たちの地球を守る」ことであり、「私たちの会社では、このことをなによりも優先している。売上高より、利益よりもだ。ほんの数年前まで地球温暖化について誰も耳を貸そうとしなかったが、いまでは多くの人や企業が耳を傾け始めた。しかし、もう遅い。手遅れだ。だからこそ、温暖化の加速度を少しでも緩めるための努力を、いますぐしなければならない。」

 「私たちの会社は、2001年に売上高の1%以上を環境保護団体に寄附する企業同盟、『1% for  the Planet (地球のための1パーセント)』を協同設立した。これに参加する企業は、ここ一、二年で三倍以上の約五百社に増えた。日本の企業も参加している。」

 「本書を読んで私たちのメッセージに共感し、この企業同盟に参加していただけたら嬉しい限りである。」と、彼は呼びかけています。
 
 私たちの会社でも、近い将来、彼の呼びかけに応えられるようにしたいと思っています。

 では、また。  

Posted by 富田昭生 at 15:31Comments(0)

2007年10月18日

私を解雇して下さい!

 「私を解雇して下さい!」といってきた人が当社の元社員でいました。この人は営業職の女子社員であったMさんですが、辞職願いは入社1年目の4月からはじまり、たしか3回か4回出したことに結局はなりました。

 最初に辞職願を出してきたときには、私も何度も転職をしてきた経験上、辞めるときには次に就職する先を決めてからにするべきだと、森永卓郎氏の「辞めるな!キケン!!」という本を読むことをすすめたところ、「辞めるのを止めました」ということになりました。

 今回は、すでにそのときにも辞職願いが出ておりましたが、聞くところによると次にいくところは、なんと、転職や内職の斡旋をする会社とのことでした。それで、このたびは転職先が決まっているのならと、辞職願いは受理していたのですが、彼女は彼女の辞職後の後任の人事が気に入らないといいはじめ、彼女の先輩にあたる後任者への引継ぎも一切するつもりはありませんということで、冒頭のことばになったわけです。その結果、彼女の希望どおり解雇することになりました。

 当社は、内職を許すというか奨励する場合もありますが、それには一定の条件があります。それと、転職についても、私自身が何度も転職してきた経験から、転職に対してネガティブではありません。やりたいことが変わってきたり、個人的な事情でどうしてもという場合もあるでしょう。しかし、安易な転職はしないほうがよいに決まっています。

 ただ、このMさんの退職の仕方は、私のアドバイスどおり次の就職先を決めた上で、解雇してもらうことにより、1か月分の給与を前払いされ、次の仕事までの1ヶ月を有給休暇として得たことになるわけで、そこまで考えるとなかなか賢い転職の仕方で、さすがに転職や内職の斡旋会社へ就職するだけのことはあると思います。

 しかしながら、しかしながら、しかしながら、転職への夢を抱かせて転職をあおるようなことはしてはならないことですし、転職さえすれば何かいいことがあるのではないかといったような夢を抱くことも、それは幻想にすぎないことと思います。

 では、また。  

Posted by 富田昭生 at 12:48Comments(3)

2007年10月17日

サロン・バリバリ

 当社のビルの5階には、ホテルレストラン並の厨房とアジアンリゾート風26席のサロンによる構成の「サロンサロン・バリバリ」があります。



 もともと、当社ビルの1階でイタリアン・カジュアル・レストランをやっていましたが、その設備を全部5階に移設したものです。ですから、ビルの5階で隠れ家レストランを開業しようと思えばすぐにできるようになっています。



 約3年前から今年の3月まで2年半くらいの間、毎月第3土曜日の夕方に「サロン・バリバリの集い」というパーティーをやっていました。これは、アートを語り、アーチストをサポートするということで、毎回アーチストをゲストとしてお招きし、楽しく食事しながら、作品や作品制作についてのお話をお聞きするというものでした。

 サロン・バリバリでは、料理教室も行なっていましたので、その生徒さんのボランティアが習い覚えた料理の腕前を披露するということで、毎回のパーティーの料理を担当していただきました。

 毎回、大変盛り上がり、常連の方々も多く、時にはサロンの席が足らず、補助イスを出して厨房のほうでも食事していただいたこともありました。

 なかでも、第3回のゲストであった、呉市川尻町の野呂山芸術村で活躍されていた英国人画家のマシュー・フィン氏のときには、フィンさん自身がギターを弾き、フィンさんの友人でたまたま広島にそのとき来られたアイルランド・ミュージック・バンドの方々も合流して、バイオリンや木製フルートなどでの大演奏会となり、アイルランド・ミュジックを堪能しました。
 
 2年以上継続して、すこしマンネリ化してきたこともあり、今年の3月に広島市立大学芸術学部の吉井章先生をお迎えして最終回の集いといたしました。

 しかし、最近になって、あのような楽しい集いをもう一度、復活させたいと思うようになってきました。

 また始めるとするなら、以前とは違う形でやりたいと思いますので、ブログ王国のオフ会のような雰囲気とか、シングルの人どうしで一緒に料理を作ってやるパーティーとか、いいアイデアがあればどうぞコメントでご提案ください。

 では、また。  

Posted by 富田昭生 at 19:39Comments(1)

2007年10月10日

部下は育てるな!取り替えろ!!

 「部下は育てるな!取り替えろ!!」(光文社・長野慶太著)という、過激な題名の本を読みました。

 「育てようとするから育たない。イチローや松井秀喜だって、彼らを育てたと言えるのは高校の恩師までだ。イチローや松井を、『おれが育てたんだ』と自慢する打撃コーチがいるだろうか?」

 「そう、部下なんか育てられないのである。野球でもビジネスでも、プロの世界では部下は自分で育つのである。だから、上司たるあなたの仕事は、この世界で会社が勝ち残れるように采配をふることであって、部下を育てたりかわいがったりすることではない。」

 だから、上司であるあなたは、「部下を取り替えて勝っていくのである。」とのことでした。

 毎日、どうやって部下を育てていけばいいのかを考え、悩んでいる管理職にとっては、この本がいっているように部下を簡単に取り替えることができたらどんなにいいかと思えるでしょう。しかし、取り替えのできるような部下が無尽蔵にいる会社はまれなのではないでしょうか。

 この本でも、このような過激な題名にもかかわらず、結局いっていることは、部下は自分で育つものだから、育てようとはせず、部下が自分で育つような環境を作ることに全力を尽くすべきであるということです。

 そして、部下を育てる上で、最も効果的なことは、部下に「質問1000本ノック」をさせることであるといっています。部下にものを考えさせるためには、質問力を身につけさせる必要があり、そのためには「質問1000本ノック」が有効であるというのです。

 ただ質問しろと言われても難しいので、たとえばビジネスのスキルを磨くという目標を設定して、「売る」をテーマに、ひるまずにどんどん質問していくやり方を著者は提案しています。

 もしあなたの部署が営業なら、グループの中で誰か1人をお客さまに見立てて、あとの営業スタッフに自社製品の売り込みのための会話をさせ、そこでいくつ質問できたかを競うのは、盛り上がってなかなか楽しいようです。

 ここでのポイントは、売るための「平叙文の言葉」はカウントしないということ。売るために「お客さまになにを聞いたか」をカウントすることだそうです。

 当然、お客さま役の人間には「買わない」スタンスで臨ませるから、いつまでも質問が続くことになるが、実際やってみると、そうたくさんの質問ができないことに驚く。しかし、そのゲームをくり返せばくり返すほど、質問の数が増えていくのに気づく。
 つまり、それだけ、意識が高まっていく。
「頭を使え」などと言っても、それはそう簡単に人に教えられないが、こんなふうにゲーム感覚で強制的に頭を使わせる環境をセットすることで、部下は自分で育っていくということのようです。
 
 「この環境で向上しないやつは、単にやる気がないやつだから、すぐに取り替えるべきだろう」と著者はいっています。

 大前研一氏も、「質問する力」という本で、人生やビジネスにとって質問する力こそが最大の武器になると説いています。

 たしかに、自分で考え、育っていくには、「なぜだろう」という疑問を持ち、それについて自分で考えていこうとする「質問する力」が必要でしょう。

 会社説明会や、勉強会などで質問がまったくないときは、たいへん残念な気がします。

 ぜひ、「これはなぜだろう」と、なんでもいいので疑問をもったことを質問してほしいと思います。

 では、また。  

Posted by 富田昭生 at 15:02Comments(2)

2007年10月03日

新しい「経営理念」

 10月1日からのフレックスタイム制適用を機に当社の就業規則を新しくしました。

 就業規則には、経営の基本理念(経営理念)がもともと書いてありましたが、それもこのたび以下のように変えました。抽象的な表現をできるだけ避けて、社員みんなによりわかりやすくするためです。


1. 私たちは、環境を維持改善し、平和で、民主的な、より豊かな社会を実現することに貢献します。

   また、あらゆる局面において常に高い倫理基準のもとに行動し、企業情報の透明性を高め、

   企業としての社会的責任を果たします。


2. 私たちは、お客様の期待と信頼に応える、高い品質の商品とサービスを生み出すため、

   常に仕事のプロセスを改善し、対話により知を深め、新しい価値を創造し続けます。

   そして、未来への成長の資源である、優れた収益を生み出し続けることにより、

   成長性、発展性を保つ、強靭な経営体質を持つトップブランド企業を目指します。


3. 私たちは、社員の自主性、創造性が発揮される条件を整え、意欲や能力を伸ばすことにより、

   社員の自己実現を図ると共に、高い独自性を持つ会社を創ります。

   そのため、私たちは相互に協力し、自主的な努力によって、自己の向上に努めます。

  そして、それぞれが工夫と努力を惜しまず、よい社員、よい経営者となって、よい仕事をします。


  
 これでも結構抽象的かもしれませんが、前よりはわかりやすくなったのではないかと思います。



 クレド(信条)は、以前と変わっていませんが、私たちの使命を表現しています。

 私たちは、アートとオフィスの用品とサービスの提供を通して、生活とビジネスの環境をより豊かに、より美しく、そしてより楽しく効率的にすることに貢献します。


 では、また。  

Posted by 富田昭生 at 15:16Comments(0)