2012年09月05日

ノルディックウォーキングの健康効果

 ノルディックウォーキングの健康効果について、サインズオブザタイムズ
(福音社発行)の9月号の特別記事からご紹介します。

 日本ノルディックフィットネス協会公認インストラクターで、ウェルネス 
ササキクリニック院長、医学博士佐々木巌先生によれば、生活習慣病、
肥満症の中高年患者を対象に筋力トレーニングに加えて、ノルディック
ウォーキングを併用した運動指導を行ったところ、患者さんの多くが九か
月のトレーニングで、体重と腹囲を大幅に減らし、糖尿病の方では血糖
値も改善されました。

 ノルディックウォーキングとは、通常のウォーキング同様安全性に優れ、
二本のポールを使うことで首から肩にかけての痛みやこりが解消され、
膝や腰の負担が軽くなり、肥満の人や下肢の弱い高齢者にも長時間の
歩行が可能になります。上半身を使うので、通常のウォーキングに比べて
エネルギーの消費量が平均20%程上昇し、全身運動になります。

 二本のポールは歩行の補助というか、高齢者にとって体を支えて膝関節の
負担を軽くする働きがあり、猫背で前かがみになりがちな方は姿勢が良くなり
ます。両手にポールを持つので転倒の防止にもなりますし、安心して歩けるの
で、率先して歩くようになります。

 1回のノルディックウォーキングは短くて20分、長くて1時間。1週間に3日以上
が理想。歩く速度を意識するより、ポールを後ろにしっかり押し出すほうが、運動
量は上がります。ポールの長さは、地面に垂直に立てたときに、肘が90度になる高さ
に調整します。

 ノルディックウォーキングは平坦な街中でも十分に運動効果が現れますが、慣れ
てくると、起伏のあるコースを歩くことにより、さらに面白みが増してきます。また、
森林の多い山間部や渚の続く海岸などにポールを持って出かけるときには、本当
のすばらしさが実感できるのかもしれません。

 くわしくは日本ノルディックウォーキング協会ホームページhttp://www.jnwa.org/
をご覧ください。


 では、また。
  

Posted by 富田昭生 at 18:15Comments(2)