2009年02月12日

日本伝統文化の活用

 日本の伝統文化は活用すれば強力な日本ブランドになる。

 日本全国のそれぞれの地域の伝統文化、文化資源には、地域
の固有性から生まれるすばらしい資源がたくさんある。

 たとえば、超高層建築の制震・免震技術は日本で独自の発展を
遂げてきた全国各地の日本の寺院に存在している、三重の塔や
五重の塔などの、いわゆる「木塔」の揺れの研究から誕生した。

 現在、島根県奥出雲町の「(財)日本美術刀剣保存協会たたら」で
精錬されている、日本刀の原料になる「玉鋼(たまはがね)」を使った
眼の角膜の切開に使用されるケラトームという器具の替え刃は、七百
年の歴史を持つ「刃物の町」の岐阜県関市で製造されている。

 そのほか、京都・西陣の金襴緞子を採用したシューズをアシックスが
作り、欧州市場で好評を博した。

 また、米国では甲の部分に歌舞伎のくまどり(隈取)をデザインした、
バッティング用手袋が商品化され話題になった。

 文化資源には、美術品、工芸品、建造物などの「歴史資源」と、地域の
農産漁業産品、伝統工芸品、観光資源などの「地域資源」がある。

 このような日本伝統文化資源を活用すれば、全産業にわたる文化産業
発展の可能性が大いにある。

 ・・・というのが、商工中金さんが発行しておられる「商工ジャーナル2月号
 地域の伝統文化で日本を元気に」という特集記事で紹介されています。

 以上のほかにも、沖縄の観光客入れ込み数は2007年度に589万人を
記録し、過去最高となり、さらに2008年度はこれを上回るペースで推移し
ているようですが、このことの背景にも沖縄の自然の魅力や、2001年に
世界遺産に認定された首里城などの歴史建造物に加え、沖縄に息づく伝統
文化への関心があるとのことです。

 宮島も昨年、過去最高の観光客が訪れたとのことですので、沖縄や京都や
東京にも負けないように広島も、頑張っていきたいものです。

 では、また。

Posted by 富田昭生 at 09:21│Comments(0)
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