2009年01月27日

額装と服装

 当社では、額縁の販売と制作(カスタムフレーム制作など)をしています。

 そして、お客様の作品の「額装」のお手伝いをさせていただいております。

 ところで、この「額装」ということばは、まだいまだに一般にあまりよく理解
されていないようです。

 そこで、服装と額装ということを考えてみたいとおもいます。

 人が服を着るとその人の服装がその人、そのものというか、その人が表現
されることになります。

 いわば、その人はその人の服装によってその人になる、というかその人は
その人の服装によって表現されるように見えることになるということでしょうか。

 同様に、美術作品も「美術という極めて私的で神秘の創作活動を、見る、見
られるろいう開かれた社会的な行為へと結びつけてくれるのが「額」そして「額
装」の役割でもあるのです。」ということのようです。

 また、「額装」とは(絵画等を)額で装うと同時に(空間を)額で装うという二重の
意味をも持つ言葉なのだということを前提にこの本の執筆にあたりました。

 ・・・という、この本とは、「額縁への視線 ー額装というデザインー 小笠原尚司
八坂書房 発行」でした。

 では、また。

Posted by 富田昭生 at 08:46│Comments(0)
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