2009年01月23日

新建材の家は怖い

 新建材といわれる、今の建築材のほとんどは、石油から作られた
接着剤を使った製品です。

 そして、最近の家は機密性、断熱性の高い家が増えてきています。

 ところが、家全体が石油製品の接着剤、塗料、ビニールクロスででき
ているので、火災になると大量の黒煙と猛毒ガスを発し、一瞬のうちに
人の命を奪うことになります。

 さらに、石油建材から絶え間なく発揮する成分は人の健康を蝕み、約
500万人もの人々をシックハウス症候群で苦しめています。

 また最近は外断熱工法が注目を浴びていますが、これはポリスチレン
フォームやウレタンフォームなどの断熱材で家をすっぽり包む工法です。
こうした断熱材は燃えにくいとはいえ、石油製品そのものなのだから、
火災時の危険性は非常に大きいようです。

 また、これらの断熱材は廃棄しても自然に戻らないため、地球環境汚染
にもつながります。

 このように新建材と呼ばれる石油建材でできた家は、火災にはたいへん
危険であり、有害な揮発性科学物質に汚染される可能性があり、さらに命
までもが危険にさらされる恐れさえある不健康な、「怖い家」なのだそうです。

 さて、それではどうすればいいかというと、高気密、高断熱などのことをいう
前に、建築に使う素材に心を配ることです。つまり、自然素材をできるだけ多く
住宅建築に取り入れることです。

 集成材や、各種の合板、パネルなど、「木もどき」の、あるいは「石もどき」や、
ビニールなどの、いわば、「ニセモノ」の素材が住宅建築には多用されています
が、それに対して、無垢の木や、自然の石、壁には漆喰というように、数千年の
歴史を持つ自然の、「本物の」素材を使ってこそ、「本物の」、そして「安全な家」
ができるということのようです。

 「ダイヤモンド社発行 いい家は無垢の木と漆喰で建てる 一級建築士 神埼
隆洋 著」からでした。

 では、また。
 

Posted by 富田昭生 at 18:19│Comments(1)
この記事へのコメント

無垢の木と漆喰で建てる家!
目が飛び出そうなくらい
高くなりそうですね
でも住みたい

古い家は夏、涼しいよ!
冬は・・・(笑)
Posted by ふぁん at 2009年01月23日 20:32
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